日本では例年になく早い梅雨明けで猛暑の夏がやってきましたが、タイは6月〜10月が雨季(ルドゥーフォン:ルドゥーが季節、フォンが雨を意味します)のため急なスコールが発生しますが、雨上がりは涼しくなり、猛暑の東京から来ると南国タイの方が涼しく感じるという声も聞きます。
ただ、高層ビルの立ち並ぶ大都会バンコクではありますが、雨が長引くと未だに冠水問題が発生してきます。バンコクの冠水しやすい場所では雨が止んでもなかなかひかず、普通のタクシーが水上タクシーのようになってしまいます。
さて、7月に入りタイのコロナ規制は大分緩和され、非常事態宣言自体は続いていますが、タイに入国する際に必須となっていたThailand Passの取得、1万米ドル以上の治療補償入り保険の加入が不要となりました。新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えている方、もしくは渡航前 72 時間以内に発行された新型コロナウィルス非感染証明書を取得した方はタイへの渡航が可能となっております。
そのためか、バンコク市中では旅行客とみられる欧米人が増えているように感じます。やはり米ドル通貨の強さの影響もあるのか、欧米人が良く集まるパブは夕方からにぎわっており、街中の普通のコーヒーショップも天気の良い朝はテラス席が満席になる程でした。
タイの観光業はGDPの20%ほどを占めており、外国人観光客数は2019年には4,000万人と、世界中から観光客が音連れていました。コロナ発生後の厳しい入国規制を課していた2020年は前年比約80%減の670万人、2021年には42万人と、街を歩いても観光客は目に付かず、外国人向けをメインとしていた業態はかなり打撃を受けていました。そこからようやく回復の兆しが見えてきたようで、今年の外国人観光客は600万人を見込み、来年は1,900万人の受入を見込んでいるようです。
コロナの感染拡大は気になりますが、早く活気のあるバンコクに戻ってほしいと願っています。
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